ある夏のことです。
その日は異例の厚さで、クーラーの冷却も追いつかず暑さのあまりパンイチTシャツで在宅勤務をしておりました。
当時の僕は、社長が座るようなふかふかで、デカくて、黒光りした椅子に憧れていまして、大枚はたいて数万円の椅子を購入しました。
そんなお気に入りの椅子で仕事をしていたところ、体勢を変えるたびにプ~ンと鼻をつくドッグフードのような臭いが。
最初は、台所?ゴミ箱?と疑いましたが、嗅ぎに行って戻ってくると、座った瞬間にまた臭いが漂う。
これはとうとう椅子に臭いがしみついてしまったのだな、と反省しました。
すぐさまアルコールティッシュを持ってきて、汗をかきながら5分ほど椅子の表面を掃除しました。
これで安心!と思って座ると、またあのドッグフード臭が漂ってくるのです。
悔しくなりました。
お気に入りの椅子なのに、買って間もないのに、こんなに根深いところにまで汚れがこびりついてしまったのかと。
夏の悪戯ではすまないな、と。
これは本格的にヤルぞとなり、割り箸やら綿棒やらを駆使して、椅子の溝という溝を徹底的に磨き上げました。
驚きましたね、買って数か月でも意外と埃がたまっていたので。
と同時に、こんなに汚れていたのなら臭ってしまっても仕方なかったなと。
皆さんも椅子は小まめに掃除しましょうね!と思った刹那。
全然臭い。
なんなら先ほどよりも増している。
なかば半ギレ状態で何度も椅子の上で暴れ回ったところ、臭いの経路が判明しました。
着ていたTシャツの襟元です。
なんだよ、灯台下暗しとはこのことか!と脱ぎ捨て、正真正銘のパンイチになったところでまたもや恐ろしい事実に直面しました。
まだ臭いのです。
脱ぎ捨てたTシャツを拾って嗅ぎなおしてみたところ、柔軟剤のいい匂いがするじゃありませんか。
さきほど襟元が臭かったのはなぜ?
ん????と思いながら首を傾げると、あ!臭い!!
ちんぽだ!!!!
ちんぽの臭みがTシャツの中の気流に乗って襟元から放出されて鼻腔を刺激していたんだ!!!
憤慨した僕はパンツを脱ぎ捨てて、その穢れスティックを触った指を思い切って嗅いでみました。
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男子諸君は夏でも冬でも小まめにちんぽを洗いましょうというお話でした。