肥溜めの中に咲く...

すべてを無に帰す臭さを発明しました

幽霊にだって嫌なことはある

皆さんは幽霊に対してどのような印象をお持ちですか?

暗い、怖ろしい、グロい、などなど恐怖の対象でしょうか?それとも懐疑的?

中には信仰の対象なんて方もいらっしゃるのでしょうけど、

とはいえやはり、ネガティブなイメージが根付いてしまっているのは事実ですよね。

 

皆さんカニはどうでしょうか?

高い?美味しい?好き?食べたい?

ポジティブなイメージを抱く方のほうが多いですよね。

 

一度頭をフラットにして考えてみてください。

カニってめちゃくちゃ恐ろしいフォルムをしていませんか?

光の届かない深海に、あんなのがワッシャワッシャと群れている。

普通に恐怖映像じゃないですか?

でもそんなことよりも、食べたい、美味しい、なんて感情が先行しちゃって、

あんなエイリアンさながらのフォルムでも、大きければ大きいほど高値を付けてみな喜びますね。

 

なぜ、幽霊とカニにここまで印象の開きが出てしまっているのでしょうか?

なぜなら、カニのことを知っているからです。

カニは食べられる、美味しい、価値がある、ということを親なり他人なりに教え込まれ、知っているから平然としていられるのです。

そして皆さんは幽霊のことを知らなすぎるのです。

だから恐怖し、忌み嫌い、存在を否定したくなるのです。

 

 

今回はそんな幽霊のことを少し知っている、僕の体験談をお話します。

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妻の生い立ち ~幼少期編~

僕には6歳下の妻がいる。

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田中という男

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